事例1 見学会で即、入所を決めてしまった!

有料老人ホームなどでは、定期的に見学会を催しています。

よくあるのが、見学会であまりに気に入ったので、その場で申し込み・契約するパターンです。

 

綺麗な建物、居室の内装や調度品なども新品で、入所後の新生活への夢が膨らんで、勢いでサインしてしまいます。

それでも、入所後も満足の行く生活ができていれば、問題はありません。人生最後に、良い買い物をしたといえるでしょう。

 

しかし、往々にして「見学会の時と雰囲気が違う、話が違う」という意見が聞こえてきます。

 

なぜなら、見学会の際には、予めホーム側が見せたい経路で施設見学をしますので、施設の一番良い部分を見ているのです。

マイナス部分は、まず目につきません。施設側もサービス業ですから、自施設の売りを一生懸命にアピールします。当然です。

また、見学会は通常大人数ですから、サービスの細部について質問できる時間等もありません。

 

一般の住宅を購入する際にも、何度も見学して、日当たりや騒音、周囲の環境を十分に吟味するでしょう。

老人ホームも、一般住宅並みの価格やそれ以上の高級施設まであります。

 

十分に吟味し、疑問点は質問し解消してから、入所することです。

 

また、日中と夜間、早朝といった時間帯によっても、施設内の雰囲気は異なります。

入居を決める際に余裕があれば、体験入居などを利用されるとよいでしょう。