老人ホームと一括りに世間では言われますが、実際には良く知られている特別養護老人ホームや有料老人ホームの他にも、多くの高齢者施設があります。

以下の表に主なものをまとめていますので、参考にしてください。

 

施設の種類 概要
特別養護老人ホーム 地方公共団体や社会福祉法人といった公的団体が運営しており、月額15万くらいまででの費用で入所できる入所型施設です。全国に約40万床整備されていますが、希望者が多く、施設によっては何百人待ちと列をなしている状態で、申し込みから入所まで早くて2~3年、下手をすると何年も入所できない状況です。

原則として要介護3以上の方が入居対象になっています。

介護老人保健施設(老健) 医療法人や地方公共団体、社会福祉法人が運営しており、要介護1以上の高齢者で入院までは必要ないが、医療・看護・リハビリ等のサービスを受けながら在宅復帰を目指す施設です。

所期間は基本3か月~6ヶ月程度(個々の状況による)が原則です。

グループホーム 民間企業や社会福祉法人などが運営を行っている、要支援2以上の認知症高齢者を入所対象にしています。

1ユニット9人までの家庭的な雰囲気の中で、食事・入浴・排せつなどの支援を受けながら認知症高齢者が共同生活を行います。

軽費老人ホーム(ケアハウス) 軽費老人ホームは、自治体の補助金を受けて運営されている公的性格の強い施設で、主に社会福祉法人や医療法人、民間企業が運営しています。

軽費老人ホームにはA型・B型・C型(ケアハウス)の3種類があり、それぞれに入居要件やサービス内容(年齢や介護サービスの有無)が異なります。

有料老人ホーム 元気な方から、要介護の必要な方まで幅広く入居対象になっており、入居一時金や月額利用料もホームによってさまざまです。所得制限などがない分、比較的入所し易いのが特徴です。

原則として居室は個室で、特別養護老人ホームなどの公的施設よりも手厚い人員配置がなされている所が多いです。

有料老人ホームには健康型・住宅型・介護付型の3種類があります。

小規模多機能型居宅介護 通所を中心として、家庭的な雰囲気の中で介護サービスを受けられます。必要に応じて「訪問」や「泊まり」のサービスも利用できます。

デイサービス、ヘルパーサービス、ショートステイと別々の事業所に依頼するのではなく、通所して通いなれた施設で泊まりやヘルパーサービスも受けられます。

サービス付高齢者住宅(サ高住) 一般の住宅より、高齢者が住みやすい設計になっている住宅です。

生活支援や相談サービスが付属していて、介護サービスが必要な場合は外部のホームヘルパーなどを利用します。

入所契約は賃貸借契約であるため、高額な入居一時金は必要なく、一般の賃貸借契約のように敷金・礼金等が必要になります。

なお、介護保険上の特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設は、介護サービスも提供してくれます。

 

 

有料老人ホーム3種類の特徴

健康型

現在はほとんどありませんが、食事の提供サービスなどのみが付いている施設です。介護サービスが付いていないため、介護が必要になれば契約解除をして退所しなければいけません。

住宅型

生活支援サービスなどは付いているが、介護が必要になった場合には、入居者は地域の介護サービスを利用して生活を継続することができます。

介護付型

文字通り、介護サービス付の有料老人ホームです。

介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設です。

施設スタッフが介護サービスを提供してくれるタイプと、委託先の事業所が介護サービスを提供してくれるタイプに分かれます。