ホーム暮らしは共同生活
老人ホームの多くは個室で、プライバシーが守られています。
ただ、入浴は順番制であったり、食堂で食事をする場合は他の人と座席や物音などを気にする必要があったりします。
自宅と同様にはいきません。
夜にテレビを見る、音楽を聴く人もいるでしょう。
つまり、集団生活です。
集団・共同生活に馴染めない方は、合わないかもしれません。
高齢者は変化が苦手
高齢になるほど保守的になり、これまでとの変化を嫌います。
ホームに入居すると、これまでとはガラッと環境が変化します。他人にも、気を使う場面もあります。
特に認知症は環境変化で心身の状況に影響を及ぼします。
入居の際には、慎重なケアが必要です。
退居は珍しくない
老人ホームといっても、ただの住居です。
合わなければ、無理して住み続ける必要はありません。
退居もしょっちゅうです。
入居前に慎重に検討し、体験入居したケースでも、やはり合わなくなって退居になることはあります。
そのため、一生住み続けなくてもいいと、気軽に考えたほうがいいように思います。
ですから、一時金が高額であるなど、気軽に住み替えができなくなるようなリスクは、なるべく取らないことをお勧めします。