神戸市内の介護付き有料老人ホームは料金が比較的高額な施設でも、ほぼ部屋が埋まる傾向にありました。
しかし、最近お会いした某高級有料老人ホームの入居担当者の方から、空室が出るようになってきたという話を聞きました。
原因は、競合施設の増加です。
サービス付き高齢者向け住宅や高齢者マンションが相次いで建設され、競争が激しくなっています。
お隣の大阪は激戦区で有名なのですが、とうとう神戸も・・・と思います。
適度の競争で全体のサービスが向上する分には良い傾向ですが、過度の競争は現場を疲弊させて、事業者の共倒れを引き起こします。
国の政策はとりあえず老人ホームを増やすことに躍起でそれなりの効果を上げていますが、そろそろ中身にも目を向けた施策が望まれます。