一旦入所された方を最期まで介護します、という施設が多くなっているような気がします。
いわゆる「看取り」ですが、本当だとすれば良い傾向です。
これまでは、終の棲家として入所した老人ホームであっても、いざ最期を迎える際には病院に行って亡くなるケースがほとんどでした。
「看取り」まで行ってくれるのであれば、真の終の棲家として、安心して入所できます。
「終の棲家だと思って入所したのに、結局最期は病院だった」という、不満が少なくなることでしょう。
しかし、ホームの中には、「看取り」までできますと謳っていても、よくよく確認すると体制が整っていない所があります。
例えば、24時間常時介護ではなく生活支援の職員しか配置されていないなどであれば、利用者が急変しても対応が難しいはずです。
夜中に急遽、ヘルパーを派遣したもらうのも難しいでしょう。
事業者は入所してほしいために、「看取り」までできます、やりますと言うものですが、本当にできるのかについては、見極めが必要です。