介護を担う者が、育児も行っている状況を、ダブルケアと名付けられているようです。
内閣府の調査で、このダブルケアを行っている者が25万人を超えていると報道されました。
背景として、結婚するカップルの晩婚化に伴う出産年齢の上昇があります。
夫婦に子供が授かる頃には、両親が高齢になっており、やがて介護が必要になるのです。
ダブルケアにより離職せざるを得ない状況に追い込まれるケースもあります。
育児と介護を担いながら、仕事もフルタイムでというのは、難しいと思われます。
保育園や介護施設などの福祉サービスを、上手く使って乗り切るのにも限界があります。
また、離婚率の上昇により、子育ても1人で行っているケースもあります。
今後も増加が予想されていますので、育児と介護を、行政と地域がどう支えていくかが大切です。