今年の夏は、大雨や台風、地震と大きな災害がいくつもあり、独居高齢者にとっては不安な夜を過ごす機会が多かったようです。
当協会でも、災害の後はお問い合わせやご依頼が増えました。
「いざという時に、近所の人や友人が来てくれない」
「1人だと、何かあっても対処できない」
など、皆さん口を揃えて仰います。
災害時は、ご近所や友人も大変なので駆けつける余裕まではないでしょうし、身体的に不自由な方であればやむを得ないでしょう。
また、駆けつけるにしても、外に出ると危険なケースがほとんどです。
そこで、現在は介護が必要がないけれど、夜間など何かの際に職員を呼べば対処してくれる、ホームの皆と助け合える環境を考えるようになります。
サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームなど、自立型のホームです。
自立型は基本的に食事の付いた住宅と変わりません。
外出や各種行動は自由ですし、入居者各々がアクティビティや趣味を楽しんで暮らしています。
ただ、各居室に緊急コールがあり、一日に何度か職員が安否確認をしてくれます。
もちろん、緊急時には駆けつけてくれますし、助けをお願いできます。