高齢のご夫婦が自宅で暮らしていて、一方が要介護状態になりました。
初めのうちは、ヘルパーやデイサービス、ショートステイなどの介護保険サービスを利用しながら、何とな自宅生活を続けようとするものです。
しかし、介護度が重くなっていき、介護の期間が長くなると、元気であったもう一方の配偶者の負担が増していきます。
上記のような場合に、老人ホームを探すケースはけっこう多いです。
介護者が共倒れになってしまってはいけません。
たいていの方は自分がもう少しがんばればと、配偶者をホームに入居させるのを躊躇ったり、罪悪感を持っています。
が、私はそこまでよく頑張られたのだと考えていますので、ホーム入居も選択肢の1つとして胸を張って検討すればいいと思います。
ただし、ホーム選びは重要です。
また、資金や状況が許せば、夫婦一緒に入居したり、元気な配偶者は自立居室・要介護の方は介護居室と別々の部屋に入居する方法があります。
自立である配偶者の介護負担を軽減し、二人で一緒に暮らせる点でメリットがあります。
配偶者をホームに入れても自宅で落ち着けない、配偶者が一人だとホームに入りたがらないといった方が、検討されます。