サービス付き高齢者住宅が増加しています。
国の施策で高齢者住宅の供給増加に拍車がかかっていますし、建設に補助や助成金が出たりもします。
このサービス付き高齢者住宅(以下、サ高住)ですが、これまでの有料老人ホームとどう違うのかわからない方も多いと思います。
違いは、サ高住は多くの有料老人ホームとは異なり、使用権ではなく賃貸住宅という概念で運用している所がほとんどです。
そのため、高額な入居一時金が必要なく、あっても敷金程度の費用で済みます。
ただ、注意が必要なのは、サ高住は原則25㎡以上の居室、バリアフリー設計、見守りや生活相談サービスの付帯は義務付けられていますが、介護サービスの付帯は義務ではありません。
ですから、介護が必要になった場合は、外部の介護サービスを利用します。
24時間介護が必要なケースでは、難しいでしょう。
ただし、サ高住の中でも介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けていれば、常駐の職員が介護をしてくれますので、介護付き有料老人ホームとあまり変わらない所もあります。