高齢ドライバーや買い物弱者を支援するために、厚労省と国交省が介護保険の送迎サービス適用を拡大する方針です。
現在の対象は介護保険で「要支援」と認定されるか、自治体が特別に認めた者のみでしたので、高齢ドライバーの免許返納者や買い物弱者が対象になると利用の幅が広がります。
これにより、高齢ドライバーの危険運転を防止できますし、地域の高齢者の足が確保できる面はあるでしょう。
しかし、一方で介護保険の適用を拡大すればその分の財源が必要ですし、民間の送迎事業者の経営を圧迫する恐れがあります。
利用者にとっては介護保険適用で安価にサービスが利用できるので、良い面だけとは限りません。
上手く折り合いをつけてから、実施してほしいと思っています。