お元気な方が、将来のためを考えて入居する高齢者施設は、少ないです。
自立型のホームなどは、全体の1割程度ですが、なぜ少ないのでしょう?
また、あっても高額なシニアマンションや有料老人ホームが多いものです。
理由としては、
- 自立者向けの広い居室は、それなりの費用をもらわなければ採算が合わない
- サービス付き高齢者向け住宅などは提携サービス事業などの利用料(介護保険利用)を見込んで収支を立てているため、介護サービスを利用しない入居者では収益が少なくなってしまう
- 圧倒的に要介護者のニーズが高い
などがあります。
概ね、施設の収支面が大きいです。
高額な施設を多く作っても、部屋を埋めるのが大変です。
それよりは、入居を急いでいる要介護者が対象にしたほうが、部屋が埋まりやすいとの考えになりがちです。